雑記などのコラムです。
みんな!体力つけよーぜ!! 食事編
「食事で体力があがるわけねーだろ!」
…だれもそんなことは言ってませんが、それは誤りです。
巨大パワーの大型トレーラーだって高性能のスポーツカーだって、
燃料がなければ走らないし、オイルがなければ故障してしまいます。
それと一緒で、食事の体力に対する効果は、只でさえ性能低下しやすい
人体の機能を100%発揮することが挙げられます。
いつも80%しか使えなければ、その人の100%はあってないようなもの
…つまり100%が使えれば80%だった人には体力向上…ですよね?

という訳で、「体力を100%発揮するために必要な栄養素」を中心に今回書こうと思います。
が、実際、添加物などを除いた自然の栄養素の中で、
不必要な栄養素などは存在しないと思うので、
ここではその局面局面において必要な栄養素をそれぞれ挙げていきたいと思います。

・体力そのものに関わる栄養素
炭水化物が挙げられます。「バテた、腹減った」でエネルギーとして補うなら、これです。
炭水化物は消化吸収されるとグリコーゲンという成分となり、
それが体の燃料として使われる仕組みなので、足りないことには十分な力は発揮できません。
先述の通り専門的な説明は省きますが、
基本的にでんぷん類(イモ、コメ、パン、パスタなど)と甘い物がこれにあたると思って下さい。
ということは、アメとごはんが同類に入るってことになります。
飴や果物のように甘いものであればあるほど、消化吸収が早い…
つまり、すぐにエネルギーになって、すぐに処理されて
使い物にならなくなってしまうってことです。ごはんは逆です。
だから、5分後に猛ダッシュの予定ができた時は飴がいいって事になります。
でも、持久的な力を発揮するなら2〜3時間前にしっかりと
御飯やパンを食べておくようにして下さい。

・ 筋力強化の栄養素
筋力を強化することによって体力アップすることは先述しました。
では、鍛えた筋力を効率的に自分のものにするにはどうするか。
タンパク質を補うことが挙げられます。
タンパク質は動物性タンパクとか言われる通り、肉類や魚・乳製品に多く含まれます。
要するに肉を付けたければ肉を食べるのが一番だといえますが、
これらの食べ物はタンパク質が多いのと同時に脂肪も多いので、
必要なだけのタンパク質を補おうとすると確実にカロリーオーバーを起します。
なので、減量法として後述しますが、対策として、油身の少ない部位を食べる
(本格的にタンパク質を摂って脂肪を抑えるなら鶏ササミをオススメします)
「煮る、焼く、蒸す」の調理法で食べるなどが挙げられます。
また、大豆も低脂肪で多くのタンパク質を含みますので、これも参考にして下さい。
(ただし肉より効率は悪い)
筋力をアップさせるには基本的なエネルギー(炭水化物)も必要で、
また、タンパク質の吸収効率を高めるビタミン群(AやB群)なども必要になってきます。
ビタミン群は内臓も含めた肉の種類や部位によってそれぞれに含まれますので、
「ブタモモだけ食えばOK!!」というものでもないので注意して下さい。
最後に、マメ知識です。ヨーグルトを置いておくと変な液体が出てきますが、
あれはホエイタンパクといって非常に吸収効率のいいタンパク質なので、
捨てないで飲みましょう。

・ 疲労回復に対する栄養素
ビタミン群を摂る必要があります。
筋力のところでも記述しましたが、各栄養の吸収効率を高めるのはビタミン類なので、
それを摂ることにより疲労したところに栄養が早く補填される効果が期待できます。
具体的に疲労回復に対するビタミンはビタミンB群、Cでしょうか。
B群を多く含む食材として、豚肉、鶏肉、各種レバー、乳製品、魚類、(豆)
Cを多く含む食材として、レモンなどの柑橘類、キウイ、柿、ブロッコリー他葉っぱ関係
が挙げられます。特にビタミンCは汗などで結構あっさりと消費されてしまうので、
夏などは特にこまめに補給することが大切です。
もう一つ、重要なのは水です。
体内の水分が不足するということは実は血液量も減少することにつながります。
血が十分に行き渡らないのでは、体全体に必要な酸素や栄養素が行き渡らないことになり、
体力の減少ももちろんですが、体自体の機能が低下してしまいます。
汗をかいたと思ったら、早めに水分補給をして下さい。
自分が気づくより先に、水分不足による体力低下の症状は現れます。
大量に不足してから大量に補給するよりも、
少量のうちにこまめに体に補給してあげることが
水分関係での体力低下には効果的だということを覚えておいて下さい。

・ 貧血対策
貧血気味では体力を出し切るまでにいたりません。
これは血液中のヘモグロビンというものが不足してるために起こる症状ですので、
これを形成する鉄、タンパク質を補うことが大切です。
鉄を多く含むのは、レバーや海苔、ひじき、すずめ(笑)など。
タンパク質は筋力のところを参照して下さい。
*鉄だけでは駄目なので、レバーだけ食べてれば平気ってわけではないことを追記しておきます。
あと、細かい条件は置いておいて、お茶やコーヒーの成分に
鉄の吸収を妨げる栄養素が入っています。貧血の人はとりあえず避けてみましょう。
注意:最後に慢性的に貧血な人は、ヘモグロビンを形成する
鉄とタンパク質を合成する銅やコバルトなどが足りないなど
その他の可能性も考えられます。そこまで重い状態ならば医師に相談して下さい。

・ 足がつる
もはや体力と関係があるのか怪しくなってきましたが、
足がつったら戦はできない(笑)ので記述しておきましょう。
肉体的要因として、柔軟性が足りません。もっと柔軟して下さい。
あと、体があったまりきっていない時に激しい運動をしてもなります。
ウォームアップはしっかり行いましょう。
それと別に栄養素が足りないとしたら、それはカルシウム、マグネシウム、カリウムなどの
ミネラル不足です。特にカリウムの可能性が高いので、カリウムの例だけ挙げておきます。
芋類、干しわかめや干しひじき干し椎茸や切干大根とにかく干したもの、きな粉など。
グレープフルーツもカリウムを多く含みます。特にジュースなどは口に入れやすいでしょうから、
練習前はバナナとグレープフルーツなどを摂っておくと効果的であることを追記しておきます。

以上、とりあえず代表的な項目を挙げてみましたが、
なら、この時はどうするの?っていうのがあれば、いつでも問い合わせて下さい
。知っていれば即答できるでしょうし、知らなければ調べます。是非、役立てて下さい。
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