残暑見舞いを申し上げます!
いやぁ…もう夏が終わってしまうとおもうと「夏乞い」したいくらい残念です。
好きなんですよね。夏。
いいじゃないですか。気取ってなくて、ガムシャラにバカっぽい所が大好きです。
まーもっとも私の周りの人たちは「暑いなら寒い方がマシ」という人が圧倒的なので、
画面の向うの「え〜〜?」って声が聞こえてきそうですが…。
とにかく夏が終わり、これからは練習をするのに楽な季節となっていきます。
「暑さ」という足かせの中で頑張った人は、それを取り去った時のパワーアップを期待していてください。
さて、今回のテーマは「笑顔」です。
結論を先に言ってしまえば、「皆さんもっといっぱい笑いましょう」です。
元来武道の道場というのは、「歯を見せるな」
…つまり、「気持ちを引き締め、集中して指導を仰ぎ、笑うことなどもってのほか」
…という考え方があります。
今、どれだけの道場にそれが残っているかも知らないし、
それらの道場を否定するつもりもありませんが、
「笑い」と言うものは思いのほか、人に好影響を与えるものです。
脳内の血の巡りを良くする「笑い」という要素は、
気持ちを乗せる(テンションが上がる)こととともに、
逆に気持ちをリラックスさせる効果があります。
つまり、自分の力を最大限発揮するのに必要な状態を作ることを
「笑い」は助けてくれるのです。
(これは最近、「笑顔で長距離を走るとよい記録が出せる」という実験結果で、科学的にも証明されたとか)
たしかに「笑い」は、集中力を分散させてしまいがちです。
でも逆に、楽しくて楽しくて楽しくて仕方ない時の表情を思い浮かべてください。
そしてその時、皆さんは時間が驚くほど早く過ぎていくことに気づくはずです。
これはつまり、時間が経つのも忘れるほどに、集中しているということです。
つまり逆にいえば、最も集中力の高い状態は、最も楽しい状態である
…とまではいかなくても、確実にその一端を担っていることは間違いないでしょう。
その「楽しい気持ち」と、「笑うこと」は直結はしないとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、以前雑記でも述べた通り、精神的な成長というものは一番後に来るものです。
現に「つらい練習の時も楽しい気持ちになりなさい」といっても、
それができる人はそんなに多くはないと思います。
だから、まずは「笑うこと→笑顔を作ること(どうしても笑えない人は作り笑いでも)」
で楽しい気持ちとはどんなものかを身体で知っていくこと
…まぁ、外から入れって奴ですが、これが大切です。
それを覚え込ませ、つらい時にもそれが実践できるようにもなれば、
つまり、つらい時も100%に近い力を自分が出しきるための武器を一つ手に入れることにもなります。
他方、その武器は相手にとっては脅威です。
一緒に同じ事をして来てもう駄目だと思った時、
他人を見たら余裕で笑ってたらこいつにゃかなわんぜよ…と思いますよね。
そのハッタリはテコンドーに限らず、すべての社会に応用が利くはずです。
そんなわけで皆さん、もっともっといっっっっっっぱい笑ってください。
道場でも日常でも…です。つらい時にはなおさらです。
笑っているからふざけている(まじめにやっていない)というわけではありません。
そして、笑っているから、なにができなくなる物でもないはずです。
あ、そうそう、いっぱい笑ってる人はガンにもなりにくいらしいですよ。
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