雑記などのコラムです。
8月雑記(雑談:超個人的、厚木道場自画自賛(笑))
先日、とても遠い場所から、元道場生が訪ねてきました。
元と言うべきか、一時的というべきか、その辺は彼の仕事次第でどうなるか分からないところなのですが、
いずれにしても遠路はるばるです。ほとんど地球の裏側からです。すごいことですよね。

いやまぁ、距離ではないんです。道場生が、久しぶりでも、「会いたい」と思って、
実際に来てくれることが、ありがたいことなんだと思います。
私、自分の師範にそんなことできないですからね。
いやいや、それはなにも「会いたくないから」という理由だけでなく・・・。

彼は本当に私のことを気遣ってくれて、いろいろなアドバイスをしてくれました。
歳も下だし弟子ですが、だからなおさらすごくないですか?
そんな彼が、私を支えたいという気持ちを、見せてくれるんです。

うちって、すごい道場なんですよ。本当に、みんなが道場を支えようとしてくれる。
言っちゃえば"日本では斜陽の格闘技テコンドー"で、コロナも重なって
「飲食だけ何とかしときゃ文句ないだろ?」という国の姿勢でさらに追い込まれ、
もう道場続けられないんじゃねーか・・・畳まざるを得ねぇんじゃねーかと思う昨今、
いろんな形で、皆が私を支持しようとしてくれます。

劣悪な環境でも必ず顔を見せてくれる道場生や、あーでもないこーでもないと知恵を貸してくれる道場生。
道場に対するアイディアや夢を語ってくれる道場生や、なかなかこれなくても連絡よこしてくれる道場生とか、
金銭面で支えてくれる道場生もいて、本当に、それ一つ一つが励みとなるわけです。
それが既に辞めた元・道場生までもに及ぶんだからすごい。(笑)
・・・冒頭に述べた道場生に限らず・・・です。

当たり前か?・・・いや、こんな道場、他にあるか?

てか、比べなくてもいいんです。他の道場よりすごい必要もない。
でも、うちの道場はやっぱすごい。(笑)

大昔、私の片腕となって活躍してくれた道場生が「この道場って、嫌な人が一人もいないんですよね」と
言ってたのを思い出します。
そうなんだ。この道場は決してだれも驕らない。偉ぶらない。
実力者だから、年上だからとて(少なくとも)私に礼儀をわきまえない人はいないし、
年下だからとて、ちゃんと自分の意見を言ってくれる。
道場生相手に商売や宗教広めようとする奴もおらず、他の道場を敵視する者もいない。
道場生同士で全然つながりがないわけでもない。
(道場に来ても必要なこと以外、誰とも一言もしゃべらず帰る道場だってあります)
その雰囲気がにじみ出るから、対外試合に参加してもらっても決して他者に失礼な態度をとらないし、
当然苦情が来ることもない。まぁ嫌われてるのは会場ですっげーうるさい私くらいでしょうか(笑)。
ともあれ、うまい人も初心者も、年齢や性別や立場がどうでも、それぞれがそれぞれを尊重してくれています。

先月、『道場はサービス業じゃない』という話をしましたが、
仲間だと信じられる人が、うちの道場を支えてくれているんです。
こういう話をしはじめると、新規で入りたい人の敷居が上がっちゃったりするのかな・・・。
まぁ、それで入りたくなくなる人もまたご縁ですから、気にしませんが。

私は、無能なんですよ。営業力も政治力もないし、金勘定もほとんどできません。
私が現在まともにできることはテコンドーと、それを教えることくらいです。
これは決して自分を卑下しているわけではなく、だからこそ打算知らずに
このような所帯を持っていけているわけだし、
アマチュア事業を純粋に推し進めるなら、私くらい純粋な馬鹿でなければ
すぐにナニカに溺れてしまうじゃないかと思うんですよ。・・・聞いてるか?IOCの会長さんよ。

つまり適材適所。この立場は私にとって、天職なんだと思います。
が、しかし、そんな無能だからこそ、各方面に強い協力者も必要なんですよ。大きくなるためには。
偉人と比べたらおこがましいですが、三国志の劉備元徳も、戦国時代の徳川家康も、
自分の能力だけで天下を取ってなんかいない。むしろ突出する能力がないからこそ、
人を頼りにし、いい関係を築いて、盤石な協力体制を敷くことができたのかもしれません。

いつか天下を・・・(笑)。
それがさ、いつか、期待できそうな道場じゃないですか。厚木道場。
いや、あるいはそれは、開闢以来実現していることなのかもしれません。

そんなわけで、手前味噌で申し訳ないが、うちの道場は、すごいんだぞって話。

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