雑記などのコラムです。
腹式呼吸!!
最近、厚木道場と青空テコンドーを見てて気になる事があります。
皆さん、腹で息してますか?
私は長い間、人間はみな腹式呼吸なんだと思っていたのですが、
そうでもないことを最近発見しまして、皆さんを見てみたら意外に…!?

…というわけで、今日は腹式呼吸をして下さいというお願いも含めて
呼吸についてのコラムを書く事にしました。
呼吸は大切ですよ。ほら、最強の北斗神拳だって根幹にあるのは天竜呼吸法でしょ(笑)?
人間の呼吸には胸式、肩式、腹式という三つの呼吸があります。
まぁ、名の通りの各部位を用いた呼吸法という事になりますが、
このうち、もっとも優れているのは腹式呼吸です。

空気を貯えられる量が多かったり、息を吐く量を調節できたり
…という、呼吸自体の性能もさる事ながら、
横隔膜を活発に活動させる事で内臓を刺激し働きを正常に保ったり、
鼻で吸う事により風邪をひきにくくなったり、肝の座った声が出せるようになったりと、
さまざまな二時効果を期待できます。

余談ですが、最後に上げた声についても別に冗談で書いた物ではありません。
声に力があるというのは、どの方面においても最重要な事であると思います。
多方面に適用できすぎて、具体的に「どうだ!」という例は挙げられませんが、
あらゆる場面で声に力がある時とない時の差を想像してみて下さい。
もちろん、身を守るという点でも、絶対に必要です。
脱線しましたが、とにかく「腹式呼吸は性能もいいし、カラダにもいい」という認識をして下さい。

腹式呼吸は難しく言うと横隔膜(胸部と腹部を隔てる膜)を上下させて行う呼吸、
なのですが、簡単に言って腹筋が動いていれば、腹式呼吸はされているといえますので、
腹筋を意識して練習してみて下さい。
まず息を吸います。この時、鼻で吸って、吸えば吸うほど腹が膨らむようにして下さい。
(わからない人は腹に手を添えて)
そして、吐きます。鼻と口…吸うのとは違い、どちらで吐いてもいいと思います。
口臭が気になる時は鼻で吐けばメーワクにならないというくらいでしょうか(笑)。
太極拳などでは鼻で吸って、口で吐いて…と教えるみたいですね。
吐きながら、今度は吐けば吐くほど腹をひっこめます。
ここまでやって腹筋が呼吸に連動して動いている人は腹式呼吸合格なので、
このページ閉じて、お茶でも飲んでて下さい。

できなかった方は、仰向けになってもう一度試して下さい。
立っているより、座っているよりその感覚が飲み込みやすいようです。
多少の苦労をしても、間違いなく覚える価値がある物なので、必ずマスターして下さい。

以下は少しマニアックな話なので、興味のある方のみ読んで下さい。
武道では腹式呼吸は気持ちを落ち着かせるためにも必要です。
へそから指3本下に「丹田」というツボがあるのは、
武道を目指す方なら知っている方も多いとは思いますが、
黙想などの時はその場所に空気を落ち着かせると、気持ちを落ち着かせることができるそうです。
…〜だそうです。というと私自身が疑っているようですが、
科学的論拠があるかどうかはしらないが…というだけで、
個人的には、目や頭にあった意識が、空気と共にへそより下に落ちるイメージ
をもって黙想を行うと、確かに気持ちが落ち着きます。
また、その下っ腹に芯があるようなイメージ(意識)をもって練習を
行うと腰がすわる感じを持ちます。
大体日本人は「腹割って話す」「腹が立つ」「腹切り」など、
腹の重要性を訴えつづけて来ている民族なので、
武道をやっているという意識があるのなら、
「丹田」への意識をもっていくことは必要な事なのだと思います。
空気が落ちる=意識がいく…そのための腹式呼吸でもあります。
精神を高める上での参考にもして下さい。
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