雑記などのコラムです。
12月雑記(TEAM ATSUGI TAEKWONDO CUP 2010 開催!)
12月19日。

Team Atsugi Taekwondo Cup2010、5thメモリアル大会という、誰も正式名称は知らないんじゃないかという大会が東町スポーツセンターにて開催されました!(笑)

対外試合のなかった頃から厚木道場生のモチベーションを裏で支えてきた年に一度の大祭で、厚木道場のノリや強さの秘密(いいすぎ(笑))を表現するのに、これ以上の材料はないといえるワンマッチ大会です。

この大会、実はいろいろメンドーな過程を経て当日を迎えます。
3ヶ月前に相手が決まり、2ヶ月前にインタビューを経て、1ヶ月前にパフォーマンスの試割を考えてもらうという・・・。
その節では皆さんにだいぶ負担を強いてますが、私はこの過程を経て当日を迎えること、このことが当日ふらっと来て試合だけをしてもらうことよりも価値のあることだと思っています。
3ヶ月前に相手を決め、研究してもらうことによって、相手の動きをよく見てもらったら、翻って自分の良さ悪さを発見できたり組手を見る目を養えます。
そして2ヶ月前にもらう「絶対負けない自信とその根拠」へのインタビューに答えるためには、その研究から何がしかの答えを出し、自分が試合までに何をやらなければならないのかを探るきっかけになります。

「勝てると思えない」で試合に出るなんていうのは論外で、そんな気持ちで試合に勝てるわけがない。(別に勝たなくてもいいんですが、お互いが勝つつもりでぶつかるから「試し合い」になるのかと)
そして「絶対に負けない」というからには「なんで負けないと思えるのか」という理由がついてくるはず。
たとえば「こいつはこういう癖があるから、そこを狙う」とか「自分は彼に対してこう動きたいからそのためには体力が必要」とか、そういう答えがはじき出せれば「その日までにやらなければならないこと」が見えてくる

・・・それをそれぞれに鍛錬してもらうことによって、大会を通して自分の個性を伸ばすことができるようになるわけです。同時に、「そこまでやったら負けたくない」という気持ちが生まれれば、さらにレベルアップへのモチベーションにもなるでしょう。

そして試割は、どうしても練習内だと右へ倣えで同じ技を練習しがちですが、自分で「今できない蹴りの試割」という目標を設定してもらうことによって、各それぞれ自分の個性にあった蹴りを練習するきっかけになるのかなと、思うわけです。

わたしは試合結果よりもそこに至る過程にこそ、試合の意味があると思っています。まぁそこで勝てば50億円くらいのギャラが入るというのなら、その日だけを目指せばいいでしょうが、アマチュアの大会というのは基本的にどんな大会でも、「そこで終わり」ではなく、「そこまでに自分をレベルアップさせて次の本番に向かうためのステップ」だと思うので、結果なんていうものは些細なことなんじゃないかと。むしろそこまでに築き上げてきた自分のドラマにこそ意味があり、だからこそ、より勝ってうれしい、負けてくやしいになるんだと思います。
そしてそういう気持ちをもてるからこそ、次を見据える原動力になるのかなと。思うわけです。

私にこの信念がある限り、この大会は面倒くさい大会であることでしょう。テコンドー道場は、当たり前ですがテコンドーがうまくなってもらうための場所ですし、心の底から、どんなヘタで不器用な人でもテコンドーうまくなってほしいと願っているし、うまい人がいつまでも満足できる道場でありたいと思っていますからね。
それに効率のいいステージを用意するのは私の仕事です。
素質なんていらない。試合のレベルだって頂点でなくてもまったくかまわないです。
でも、出場選手にはたとえ進む速度は牛の歩みでもかまわないので、「上」を見ながら大会に、テコンドーに臨んでほしい・・・つまり、テコンドーに一生懸命になってくれることを私はいつも望んでいます。(気持ちが・・・です)

うちの道場生はそうであってほしいから来年以降もできる限り出てもらいます。そして出るからにはメンドーなことをやらせます。(笑)

そしてそういう大会に出る人間が道場内に万が一、いなくなることがあれば、うちの道場は閉めましょうね。どんなに大きくなっても・・・。

・・・そういう、思い入れのある存在なのが、わたしにとってのアツテコカップです。
皆さん、今年も本当にアツい試合をありがとうございました!!

2010年DVDパッケージは未定ですが、現在↑こんな感じになっています。
ただ問題はこのデザインを上の大きさ原寸大で作ってしまったこと。
理由はともかく、つまりはDVDパッケージ用に1から作り直しなんですーー(トホホ)

ともあれ代々今年のMVPがのるパッケージです。
今年はぽっぴっぽダンスを踊ったあの方が「危うく(笑)」MVPになりかけましたが、結局、ベストバウトをとったこの試合からMVP受賞者が選ばれました。
受賞者ももちろんですが、迎え撃った側も本当にすばらしかったと思います。
全10戦+1スペシャルマッチ+乱入試合1試合(笑)

皆さんお疲れ様でした。ほぼすべての試合、どこかの大会の決勝を見てるようなハラハラ感でした。

(ほほえましくみられる試合もあったということで(笑))
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