雑記などのコラムです。
厚木テコンドー道場10周年
今年の秋(9月第一週)で厚木道場は10周年を迎えました。

道場を始めるよりさらに昔、先輩たちと就職のことを話してるときに、
「田川だけはなにやってるか予測つかないなぁ」などと笑っていましたが、
まさか私もテコンドーがここまで生業になっているとは想像もつきませんでした。
それから10年…今では始めた日など、その風景さえおぼろげになるほどの遠い記憶です。
今回はその10年を振り返り、あくまで素直に、自分の気持ちを書きとめておきたいと思います。
つまり、皆さんに聞かせたいのではなく、これからの10年を見据えるための
でっかいヒトリゴトだと思ってもらえれば幸いです。
ぶっちゃけ、そんなのネットに公開するなという感じですが…(笑)

この10年を一言にまとめると、「つらかった…(大笑)」
いやもうこれ、ほんと、ウソなしです。

たまに、「お前はいいよなぁ、やりたいこと仕事にしてんだから」などとうらやましがられたりしますが、
自分の好きなことが仕事になると言うのはそんなに簡単なことじゃない。
好きだからこそ妥協できないところと妥協しても存続しなければならないところの
分岐点がいつも難しく、
常に葛藤が求められるわけです。

本当に好きだからこそ、恩師と袂を分けたし、好きだからこそ、今のITFには戻れないし、
好きだからこそ、自分が許せないことを許し、逆に許せることを許さないように
しなければいけないことも
多々あるわけです。
ま、その辺は「仕事」と割り切ったサラリーマンの方々も似ているのかもしれませんが、
好きなことだとそれに「好きだ」と言う「喜び」と「縛り」があると思ってもらえれば…
って、別に誰を説得しなきゃいけないわけでもありませんが…(笑)

ともかくそんな「つらい」中を、なにが私を支えてきたって、道場の皆さんの応援なワケです。
この10年、どれだけの人に助けられたか…数え上げればきりはなくて、
今もその感謝は尽きないのですが、悲しいかな、現在は連絡すら取れなくなっている方々もいます。

そういうことに悲しみながら、みんなが練習やイベントなどで盛り上がってくれることを喜びながら、
誰かがつぶやく「テコンドー楽しい」っていう、その一言を糧に、10年です。

辞めたいと思ったことは実は二回…。(笑)

一度目はITFを離れたJTAを離れた時…
私にとっては恩師からもらったテコンドーであり、この道場長という立場でしたから、
恩師と袂を分けた時点で辞めようという事を真剣に考えていました。
(それについては当時の所属者全員にアンケートをとり、結局その力を得て続けることになりましたが)

そして2度目は…一週間前ですね。(大笑) 
ちょうど、10周年を迎えた金曜日です。
わざとドラマチックに言ってるんじゃなくて、練習中、10周年を思い、
今のテコンドー界の現状とうちの今、自分の道場の未来とが交錯したら、
無性に辞めたくなりました。
自称日本一のテコンドー好きがそんなことを考えるくらい、思えば長い月日が流れました。

ま、今は辞めはしませんが(笑)、この道場をいつまでも何が何でも続けなければ…
という気持ちも、正直ありません。
みなの情熱がなくなって、かつ、わたしの情熱がなくなった時点で、
いつでも終わりにしようと思っています。

私は毎回の練習に自分の100%を注いでいるから、それでダメでも悔いはなく、
そして逆にそれが永遠ではないと思っているからこそ、
その毎回の練習を大事にしていけるのかなと、思うわけです。

いつか言いましたが、世の中はキレイ事ばかりじゃわたっていけませんよね。
でも、だからこそ、せめてこの「武道」という世界だけは、理想を追って活動したい…
どーせ別にこの仕事で大もうけできるわけでないですから。
っていうか、道場もうかんねーー(笑)。

目指すは厚木道場が日本一盛り上がって
最高に楽しい(ついでに強い(笑))テコンドー道場になること。
そして、現状のテコンドー界が…は、今回の話からはずしましょう。長くなります(笑)。

何はともあれ10年です。
ここまで続いたのは私の力じゃありません。その、運とテコンドーに対するご縁と、
道場生ほかテコンドー関係者の多大なご厚意に支えられて、
まだまだ突っ走っていけそうです。

5年後10年後はどうなっていますかね。オラ、ワクワクするぞ!(←だれだよ…(笑))

これからも、よろしくお願いいたします。

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