雑記などのコラムです。
11月雑記(歩く姿勢と戦う姿勢)
先日、厚木の町を歩いていて気づいたことがあります。

街路樹にはネオン、店のショーウィンドーには赤、白、緑の華やかな彩色、夜になればそれがいっせいに輝きだして、すでに町はクリスマス一色です。

早すぎるっつーの!!

まだ「11月」だっての…。一ヶ月もサバを読まれてしまっては
「慌てん坊のサンタクロース」も真っ青です。
「来るのが早すぎたけど、まぁ、今日でもいっかな?」と、プレゼント置いて帰ってしまいそうな勢いに、
最近の正月が正月らしくないことも、これと似たような理由なんだろうと妙なトコロで納得してしまいます。

正月ぐらい全部休め!!

「商戦」って奴はつくづくデリカシーがないっす(苦笑)。

…と、気づいたのは、そんなことではありません。
その、クリスマスに彩られたショーウィンドーに映った自分を見て、
「へぇぇ」
と、感心したことが、自分の背筋の伸びた姿勢です。

テコンドーを始める前はこんな歩き方ではなかったのですが、今はまるでモデルです。
……。
…。
もう、ホントごめんなさい。言いすぎにもほどがありますが、
なににしても自分で矯正するつもりで矯正したものではありません。

で、気づいた仮説があります。

普段、道場で耳がタコになるくらい言うように、
蹴りや突きに効率よく体重を乗せて、バランスよく、少ない力で大きな威力を出すためには、
全身の姿勢が一本通らなければなりません。

すなわち、蹴る瞬間に、上半身・下半身とも安定した姿勢と重心を保たなければならないのですが、
これを一言で表すと「姿勢を良く、蹴ってください」と、言うことになります。

一事が万事。人間は四六時中おんなじ身体を使っているわけですから、
その蹴りの姿勢は、立つ姿勢、歩く姿勢にも同じ要素が含まれているといえるのではないでしょうか。

つまり私の場合、効率よく蹴る方法を考えながら練習を繰り返しているうちに自然と背筋が伸びたというか
…もちろん科学的論拠はないのですが、
私の歩く姿勢が変わった理由としては、そんなに的外れな仮説でもないのではないかと思って、
今月のコラムに書くことにしました。

ここからが本題です。
…と、いうことは、普段の立ち方、歩き方に気を配れば、
蹴りの安定性をはじめとしたボディーバランスが、自然と身につくことは考えられないでしょうか。

この仮説を信じられる人は、自分の歩き方を観察してみてください。

私も歩き方ハカセではないので、正しい歩き方というものは知りませんが、
テコンドー的に、背筋をしっかり伸ばすこと、
足の内側を使って歩く(つまり小指側や外側カカトに体重を預けるのではなく、親指側に重心を乗せる)こと、
などを心がけると、蹴りと理屈は同じになります。

あとは、首を突き出さないとか(下向いて歩かないとか(笑))、
足を根元から腰も使って運ぶ歩行を心がけるとか、がに股にならないとか、
いろいろ工夫して姿勢よく歩けるようにしてみてください。

姿勢が悪かったり、歩き方にクセのある人は、半年やったらやらなかった人より
蹴りの威力は上がってるかもしれませんよ。

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