雑記などのコラムです。
「5月雑記」
先日、いつも大変お世話になっているITF湘南(敬称略)のホームページにて、
ITFのいくつかの道場が別のテコンドー協会へ移籍したということを目にしました。

その指導者の顔ぶれはそうそうたる面子であり、
人格的にも優れた方ばかりなので、よほど深い考えがあってのことなのでしょうが、
とにかくも日本テコンドー界はまた、お互いの交流の無い派閥の壁ができてしまったことになります。

私は、派閥ができること自体は組織が大きくなればやむを得ないことだと思います。
問題はその閉鎖性です。
組織の意向で選手の意向が曲げられることがなんと多いことか…。
会社組織なら仕方ないにしても、テコンドーは武道です。

それに、ただでさえ知名度の低いテコンドーは、
その普及のために全力が尽されるべきであって、
そんな組織の壁の前でお互いが牽制しあっては前進すらままなりません。

情報の少なさは誤解を呼びます。
いまだマイナーなテコンドーは「勘違い」をされている部分も多いことは否めず、
そんなテコンドー界に必要なのは内部争いではなく、組織を越えた「和」であり、
結局、それがすべてのテコンドー界に共通して目指す、
「テコンドー普及」の一番の近道なのではないかと思うのです。

協会が分裂する事自体は、私の考えの及ばぬ事情であり、やむをえない事と思います。

でも、同じテコンドーをやっているもの同士が同じ場でテコンドーができないとは如何なものでしょう。
組織あってのテコンドーではなく、テコンドーあっての組織ということをもう一度認識したいものです。

なんだかイマジン(ジョンレノン)みたいですね。ならばついでに言葉を借りて、
私の考え方に賛成してくれる人が増え、いつか、
テコンドー界がすべて一つになってくれることを切に願っております。

新ITFがその壁を打ち砕いてくれることに期待します。

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