雑記などのコラムです。
9月雑記(負けて負けてもまたぶち当たれ!!)
さてさて、2002年の6月からコラムを書き始め現在2015年。今回が190個目のコラムのようです。
関係ないですがそれくらいに始まった漫画ってなんなんだ?ワンピースか?
・・・とおもったらワンピースは1997年だそうで、とりあえず詳しくもない漫画知識で同時期かつ
現在も連載中の漫画を探してみたら、「ブリーチ」という漫画が2001年で近そうです。
他は、ちょっとでも聞いたことのあるその辺りかな?という漫画を調べてみても
ほとんど(全部)が終わっています。っていうか「イニシャルD」って終わってたんですねー。
なにが言いたいのかというと

13年と3ヶ月って月日は漫画もなかなか続かないくらい長い!!

・・・つーことです。
月間連載がなにを甘えたことを・・・といわれそうですが、テコンドーネタに絞ってコラムを
書き続けていると、どっかで書いたことのあるネタか、あるいはここでは触れてはいけないネタ
を書いてしまいそうになる危うさ。(笑)
・・・どこまでいい子で書きつづけられるかが見ものですね!!

そんなわけで190回目のコラムは「負けて負けてもぶち当たれ!」と題してお送りしましょうか。

格闘技は勝負事ですから、勝ちがあり、負けがあります。
格闘技をはじめた理由にもよると思うのですが、
一度この勝負の世界に踏み込んでしまった人には、
「勝ち負け」は格闘技寿命を左右する要素だと思います。

わたしはよく「アマチュアは結果ではなく、結果に至る過程が大事だ」といいますが、
そうはいっても積み重ねて積み重ねた結果がでないと、人間、気持ちが腐ってしまうのも
無理はない・・・「勝ち」はモチベーションを持続するために必要な要素なのでしょう。

しかし、今からまたキレイゴトをいいますね。
本当に強くなりたいなら、必要なのは「負け」のほうだと思います。

まず第一に
負けないと人は反省しない。
勝ったときの反省などはザルです。
戦勝に酔う・・・という言葉があるように、少しくらいの失敗はオブラードに隠され、
真剣にその内容に向き合う人なんてなかなかいません。
自分の持ってる日本新記録のタイムに届かなかったけど優勝しちゃった水泳選手
くらいじゃないですか?(笑)

第二に、「勝った」ということは、「相手より自分が強かった」ともいえますが、
同時に「相手が自分より弱かった」ともいえるわけです。
ということはなんてことはない。勝ち続けてる人は「自分よりも弱い相手としか戦ってない」
ともいえるわけです。オーバーなことを言えば。
これは、練習でもいえます。
練習では自分のできることだけをやりがちです。
でも、自分がすでに出来ることというのは「できることの確認」でしかなく、
新しいことを習得しようと思えば、「できないことを」やらなければならないわけです。
「できること」ばかりをやって
レベルアップができるかということを考えれば
・・・まぁ、よくて現状維持ですよね?
戦うって言う行為も同じです。
「勝つ」ということは「自分の枠の中で対処できることを確認しただけ」
ということでもあります。

第三に、負けたときのむなしさ。
・・・人生の中でこんなものはできる限りほしくないものかもしれませんが、
そのむなしさを味わったことのない人ほどもろく感じます。
わたしの元師匠の口癖で「どんくさい人間が一番強くなる」というのがありましたが、
実際、小器用な人間の方がこの「ムナシさ」に耐えられない。
どんくさいと何でもかんでも失敗しているから(笑)打たれ強いものです。
7月のコラムでも述べたとおり、ちょっと上へ進めば才能なんて普通にある人間たちばかり
ですから、天才でない限り多少器用でもいずれ負けるわけで、
その時に折れないために、負けたときの「むなしさ」に耐えうる体を作るために、負けることが
必要だと考えます。それに耐えられたら、もう一回前を向けるわけじゃないですか。
強さって、そういうことでしょ。

とにかく、
負けろ。負け続けろ。そういう環境に自分を置けることこそ、
真の武道教育だし精神修養なのだ!

最後に勝てばよい!!劉邦など72度負けて最後に1度勝って
皇帝になったではないか!!
最後に勝つために、今は負けろ!!


・・・ 繰り返しますが、「本当に強くなりたいなら・・・」という視点に立って話をしています。

必要ない人には必要ないかな。
↓こういうことかな・・・。
昔、ぼのぼのという漫画で、木に登れないラッコに
「お前は木を登ってみたいの?木を登れるようになりたいの?」
と言ったアライグマがいました。
前者の人にはこのようなコラムは響かないでしょうが、
後者であれば、
勝負をし続けなければならない。
その結果が負けばかりでも、戦い続けなければいけません。
それはどんな分野でも同じことが言えると思います。
木が登れるようになりたいのなら、
海の中で生きられるようになりたいのなら
おそらく戦わなきゃいけない分量と負けなきゃいけない分量は同じでしょう。

ようするに
木に登れるようになりたいなら負けても諦めるな!!

と・・・。

こんな内容の文章を、最後まで読める人を育てていけたらなと思う田川です。
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