「たとえ厚木市民の誰もがここで祝ってることを知らなくても
祝ってやろうぜ市制60周年！！」

というテーマです。
これと前後して実際に厚木市とやりとりがあって、このテーマをそのまま伝えたら、
「市のホームページに乗せるにはとがりすぎてる」とのことで、小学生でも読みやすいテーマとなって
厚木市のホームページにこの大会が載るようです。

それと同じくして市のゆるキャラ、あゆコロちゃんのイラストを当日のみ、市から借りたのですが、
これが非常に決まりが多い。あんなものは版権フリーにしてどんどん使わせたほうが
知名度も高まろうモノですが、おかげで、いつまでも掲載されっぱなしの
このページにあゆコロちゃんは載せられません。

あえてテコンドー界に喧嘩を売りますが、
背中にRマークをつけるのと同じくらいの
愚行です。

などといったら、貸してくれた厚木市のヒト、怒るだろうナァ･･･。
でもその辺は、
版権フリーの「くまもん」が
ゆるキャラグランプリを得たことに学ぶべきです。
少なくとも、（大した規模ではないとはいえ）一格闘技道場の公式ホームページが、
厚木市のゆるキャラ「あゆコロちゃん」を宣伝できる機会を失ってるわけですからね。
厚木市聞いてる？八王子市民という近隣の住人が「あゆコロちゃん」を知らんのですよ？

ITFもね。その変なブランド意識と商売っ気がどれだけテコンドーの幅を狭めているか。
よく言われる「テコンドーはひとつ」であるなら、
テコンドーを行っている人間は等しく同じエンブレムを背負ってしかるべきでしょ。
派閥間で権利を主張してる規模と場合か。

さてさて、この道場が有名ならどこかから叩かれそうなことを言いたいだけいってしまいましたが、
テコンドーや厚木市を盛り上げたい一心で出る愚痴なので勘弁してもらって、
とにかく、

「厚木市制60周年を祝って、そんなことみんな忘れて決戦に挑む！」
という主旨の2分2ラウンド、ワンマッチ、全12戦を行いました！

私が選手を迎えるにあたって何が一番気になるかは、「楽しかったか？」です。
もちろん、「自分の実力が発揮できたか？」とか、「勝てたか？」とか、「課題が見つかったか？」とか、
そういう要素ってなくてはならない要素だと思うし、
それを生む「過程」・・・「そのために努力してこれたか？」とか、「何を身に着けてきたのか？」こそ、
自分を成長させる要素なのだとは思います。（そして、それこそが、「楽しかった」だけで終わらせられる
飲み会とか単なる遊びとは違う点だと思います）

が、とにかく、選手は義務で戦ってるんじゃない。国から仕事として課せられてるわけでもないわけで、
明日にでも辞められる志なのです。
すると、その志のその後の原動力になるものは何か。

楽しさでしょ！！

「楽しかった」からまたやりたいと思う。あの楽しさをもう一度味わいたいからがんばりたいと思う。
のかなと。（もちろんそれは「笑える」楽しさかどうかということではないです）

なので、わたしはイベント後に聞く皆さんの言葉で、とにかく私へのお世辞？ではなく聞きたいのが
「楽しかった！」という言葉だったりします。

人間のチャレンジは、そのほとんどが「諦めなければ次がある」のだと思います。
人間っていうのは面白いもので、「諦める理由」は星の数ほど思いつくんです。
でも、「続けられる理由」は片方の手の指で数えられるほどしかない。
その数少ない、続けられる要素のひとつが

「楽しいから」

なんです。そう思いませんか？
･･･ということは、「「次がある」ためには、ひとつ、「楽しくなきゃならない」」とも言えるわけです。

だから、わたしは自分が行うイベントでみんなが楽しいのがすごいうれしいです。
「次」をそのイベントが作れたかもしれないから。
その人の可能性が、それで終わりではなくなったかもしれないから。です。


今年のアツテコカップで言ったとおり、わたしは相当大量の格闘家を見てきたから、
その人に伸びしろがあるかどうかくらいはわかります。そして、まだ皆さんは十分な伸びしろがある。

続ければ伸びるから、「楽しかった」のが、うれしいんです。

指導者としてはね。そうなんです。
ちなみに、「引退試合」が「楽しかった」といわれても、基本うれしくありません。
指導者としては、そうなんですよ。

皆さんが楽しかったなら何よりだと思っています。
楽しかったなら、まだまだ「次」をめざして、がんばってほしいと思います。

そして、もっともっと楽しくなっていきましょう！！