厚木道場秋の大！！！･･･ほどではない中！合宿！を開催いたしました！
今回は宿泊施設の体育館をまったく使わせてもらえず、室内競技にもかかわらず練習はほぼ終始外ですよ。
雨が降ったらどーーすんの？
・・・いいえ、雨のことなどは考えていません！
.jpg)
参加者数人の雨男のジンクスを全部ぶっ飛ばすようなアツテコ日和に恵まれ、
合宿なのにウノしかできないという事態はなんとか避けることができました(笑）
だがさすが外！
アブはいるわ、子供はいるわ、じいちゃんはいるわ、公園の管理人に身元確認されるわ
足の汚れは取れないわ、ビニールは風で飛ぶわで、もータイヘン。
（余談ですが、上の写真の奥、日傘のおばーさんは練習開始とほぼ同時に
あそこに座って、そのままわたしたちが帰る時間になっても石化したように動かぬままでした
ご冥福をお祈り・・・おっと、げふんげふん）
ま、しかしそのマイナス要素？をすべて吹き飛ばすような室外の爽快感！！
実際、雲ひとつない快晴の空にそよ風にゆれてる木の葉の音を聞きながら、
壁という「文明の仕切り」もない広大な草原の緑をいっぱいに感じて、
どこまで行ってもオッケーです的な開放感の中で、はだしで刻むステップの気持ちよさ？
ステキすぎる・・・
晴れてくれるなら、以後合宿は室内場所が取れても野原でやってもいいんじゃないかと思えました。
まぁ、次回も参加者がいればねー･･･(大笑）
・・・普通に次回の開催が危ぶまれるかなと、一目見て思えるほどのみなさんの顔色でしたが(笑）、
来年も命知らずな方、大募集いたしますので、ぜひ参加してくださいねーーーー！
.jpg)
何の写真を載せていいか迷うし、みんなでカレー作ったことやバーベキューしたことや
ウノに変なローカルルール作ったら深夜1時40分？になっても誰も寝ることができなくなったことなど、
何を書いたらいいのかも迷ったのですが、去年の合宿の記事もおチャラけてたので、
今回は皆さんが、たぶんアブにたかられて聞くどころじゃなかったと思われる、
わたしが最後にした話をもう一度載せておこうと思います。
たぶん、この1泊2日でどんな猛練習をしようが「何が変わるか？」といえば、何も変わらないと思います。
でも、わたしは思うに、たとえば七五三も成人式も結婚式も誕生日も昇級審査などなども、それを迎えたことで特に何かが変わるかといえば、何が変わるわけでもないのだと思います。
何も変わらない、でも、変わりますよね？何か、が･･･。
いろいろだと思います。周りの目だったり、できること(権利？）が変わったり、自分の意識が変わったり･･･
･･･別に自分が昨日と大きく人間的に変われたわけでもないのに、そこを区切りに「何か」が変わる。
その時点で、昨日の自分ではなくなるわけです。
わたしは自分でも味わってきたのではっきりと言えますが、人間は意識で変わります。
物の考え方も、決断も、自分の立ち回り方も、
わかりやすい例で言えば自分がおかれてる立場や、
正しいと思っていることが変われば変わるだろうなということには
そんなに疑問はないと思います。
人間は変わらないのに、こういうことで人間は変われるんです。
この合宿が意識が変わるほどの大事件かは、皆さんの受け止め方次第だとは思いますが、
少なくとも参加者は参加してなかった人よりも多く、極限を知ったわけです。
人間は10の恐怖を知ると9の恐怖に耐えられるようになる･･･ようなコラムを大昔に書いたとおりで、
今回の「極限」は数値で測ることはできないけれど、以後起こるであろうさまざまな
極限状態の中（テコンドーに限らず）でも、体験してない人よりも平気な顔をして、
切り抜けられる可能性は増えたのだと思います。
（また、「あのときほどきつくはない」と思えるというのは、実体験ですが、ものすごい財産です）
そして一方で、「苦楽を共にする」という言葉があります。
人間の関係って、「苦」だけじゃ、「楽」だけじゃ、希薄な関係にしかならないんじゃないかと。
だからこそこういう言葉が生まれたんだと思います。
都合のいいときだけ良い関係、などは本当の信頼関係を生まないように、
楽しいことも、苦しいことも、いっしょにやってきた･･･という意識が、人間関係にも大切な要素の
ひとつなのではないかなと思います。
そういう意味でも参加者同士って、「あー、アイツいたな」くらいの認識でも、
これがちょっとずつ大きいんじゃないかと･･わたしは、渡邊初段、山本初段をみて、そう思います。
そんなわけで、何にも変わってないけど、参加者の皆さんは「変わった」んだと思います。
具体的に「何に生かそう！」ということはできなくても、その積み重ねが、自分の何かを
変えていくので、「今回の合宿は決してムダではない｣と、かみ締めてもらえたら幸いです。
そしてこの方面で変わっていきたいと思えるなら、また参加してくださいね。
参加者いるうちはわたしもがんばってメニュー作りに励みます(笑）
