雑記などのコラムです。
7月雑記(これだけ稽古)
テコンドーを武道として捉えて鍛錬してくれている方は、
テコンドーを「今日の自分よりも強くなるための生涯学習」だと認識してほしいと思います。
そこが、現在、競技で一世を風靡しているプロ格闘技の
「短くてもとことん太く」的な考え方と武の道としての考え方は違うのだと思います。
どちらが正しいというものではなく、自分が今行っているテコンドーという格闘技を
どう捉えているかによると思うのですが、私個人的な考えとしては
瞬間的な強さ云々よりも、格闘技を通じて得た自信や、精神的な成長
(もちろん体力的なものも)が実生活に役立つことが一番価値のあることだと思うので、
大事なことは長く続けていくことだと思っています。

で、この考え方のほうが楽かといえばそんなことはないです。
たしかに、「一瞬でもいいから輝いて、めざすは最強」な人の一日の鍛錬の密度は
気が遠くなるものですが(実際一時期気が遠くなりましたが(笑))、
「今日の自分よりも強くなるための生涯学習」ということは、
毎日毎日強くならないといけないんです。
ということは、極端を言えば、毎日何かしら、
格闘技に触れていないといけないということになります。
一生。

ヤバイっすよね。(笑)

今回はテコンドーをそう捉えてくれる人のための自主練のススメです。
すでにやってくれている人はそれをそのまま続けてくれればいいし、プロを目指す人には
この方法は勧めませんが、なんとなーーく時間が作れる人のための
参考になれば幸いです。

今回勧めるのは名づけて「たったこれだけ稽古」
箇条書きにするまでもないほどに内容自体は一瞬で説明が終わるのですが、

1、まず、自分の限界の十分の一くらいの目標を設定します。
とにかくひどいヘタレっぷりで大丈夫。
2、それを毎日行う

以上!!(笑)

ポイントはとにかく越えなければならないハードルを限りなく低く設定することです。
合言葉は「たったこれだけー?」です(笑)。

なんせ人間は意思が弱いものです。自分ひとりで練習をする時、
「うわ・・・今日もアレやんなきゃ・・」みたいな気持ちになるメニューを設定しても、
少なくとも私レベルの意思の弱さでは1年とかすら、もちません。

とにかくどんなテンションでも毎日こなせるようなダメダメスケジュールを立てます。
それだけは必ず行う。
で、「今日はもうちょっとやれそうだ」と思うときは、
思うだけメニューを増やせばいいだけの話です。

大切なことは毎日成長しようという意識を持つこと。
それが自然な習慣になればライフワークとして自分の一つの支柱になるんじゃないかと。
そして極端な例を挙げれば
一日1000回を一ヶ月間続けて続かなくなるより
一日10回を10年20年と続けられたほうが、結局は回数をこなすことができるわけです。
人と比べてどう・・・なら限りなく背伸びをしていかなければなりませんが、
今日の自分との勝負であれば、そういう考え方も十分にありだと思います。

まぁまぁ、もしよければ参考にしてみてくださいませ。もちろんこれは田川流ですので、
自分のライフスタイルに合った形に工夫してみてもらってもよいと思います。
とにかくみんなが練習の場で、うまくなった実感をもっともっと持ってもらえるように
なってくれれば、わたしにとってはそれが嬉しいです。
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