テコンドーと、テコンドーの技の紹介です。
蹴りの基本注意事項
細かくチャギの蹴り方を手ほどきする前に、
ほぼすべてのチャギに言える注意事項を押さえたいと思います。

その蹴りたいところを見ること。

重要です。最重要とも言えるかもしれません。
「うまい人はわざと視線を外してどこを蹴るか分からないようにする」
などの話を聞いたことがあったとしても、まずはしっかり見ることを習慣づけてください。
これは飛ぼうが回転しようが同じです。まず目標に向かって視線を向けること。
蹴りが終了するまで視線を向けたままでいること…徹底して下さい。

その上体を立てること。

上半身のことです。
特に体の硬い人が無理して足を高く上げようとして、
体を蹴るほうと逆に大きく倒してしまう傾向にあります。
重い上体が後ろに倒れることは、バランスが悪くなるだけでなく、
蹴り足に載せるはずの体重を後ろに逃がしてしまうことにつながります。
ヨプチャチルギで真上を蹴るなら仕方ありませんが、
そうでなければできるだけ上体を倒さないように(硬い人は蹴れる範囲で)蹴るようにして下さい。

ちなみに、首から上も同じことです。
頭が前後左右にぶれないように、真っ直ぐ立てたまま蹴るようにして下さい。
(どうしても首が曲がる人は肩に力が入ってる可能性があります)

その軸足に注意すること。

蹴りによってその角度は違いますが、
基本的に軸足は蹴りたい方向にカカトを見せるくらい、外側に返さなければなりません。
また、バランスを取りやすくするために体重はできるだけカカトではなく、
アプクンチで支えるようにして下さい。

体が硬いと思うようにカカトが向かないです。
まずは自分のできる範囲でバランスが取れるところ、
蹴りの威力が伝わりやすいところを探して下さい。もちろん、
柔軟性をアップさせる努力も忘れちゃ駄目ですよ。

その腰から蹴ること。

蹴りは足だけで蹴るものではありません。
腰を使ってしっかり「溜め」をつくって蹴ります。ほぼ全身を使って蹴るイメージです。
「溜め」という意味では、軸足にもポイントがあります。
軸足を蹴る瞬間までは伸ばしきらず、やや曲げておくと「溜め」が利くようになります。
合わせてチェックして下さい。
(あまり意識しすぎるとフォームを崩します。まず分かる範囲で試すようにして下さい)

その蹴る瞬間、息を吐くこと。

瞬間で身体の中にある空気を全部抜くことによって筋肉が緊張します。
「はっ!」「やっ!」とか、気合入れて蹴る人もいますが、
声は息を吐くから出るのですから同じことです。
ちなみに息を吐くことはいろいろな副産効果があります。
でもそれを書き始めると長くなるのでとりあえず今度にしましょう。
とにかく、蹴る瞬間に息を吐き、蹴り終わるまで止めてて下さい。


どんな蹴りにしても足を使って、蹴っ飛ばすことにはかわりないのですから、これを押さえなければ、どの蹴りも威力は出ません。逆に言えば、これをしっかり押さえれば、あなたの蹴りの威力は必ずあがるはずなので、各自、もう一度しっかりとチェックしてみるようにして下さい。

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