雑記などのコラムです。
6月雑記(帯)
人によってはわけもわからない宣言かも知れませんが、
厚木道場は「正式」に、道場内において昇級審査を行うことに決めました。

とはいえ、別にテコンドー界における新団体を作りたいが故でないことは、
ホームページ冒頭に述べている通り、変えるつもりはありません。
私は未だに、
ITF各団体やJTAの選手たちがこぞって交流したり、ナンバー1を決める大会を
開いていけるようになってほしいと願っているし、そのお手伝いがなにかの形でできるものなら
ぜひとも買って出たいと思っているので、さらに混乱を深めるようなことをするつもりはありません。

が、人数も増えてきた今日、やはり道場の秩序、そして目標の一つとして、
帯の序列は必要かと思うようになりました。

帯というものは本来、実力に合った「責任」を腰に巻き、自分を叱咤激励するものです。
上の帯を巻くということはそれだけの責任があるということだし、同時に、それだけ高いハードルを
自分に課しているということです。つまり、道場内で言えば、
帯が低い人よりもそれだけ自分を追い込んでいる・・・
平たく言えばそれだけがんばっているということだと思うのです。

道場内ではそういう人たちこそ評価されるべきだし、そして本来、そういう人たちが
一番自覚して道場をひっぱっていける存在となるべきだと思っています。
そこに、新しく入った人でもわかりやすい秩序が出来上がるのかなと・・・。

もちろんテコンドー協会が認めてくれるわけではないノンブランドの帯ですが、
「実力にあった責任」という意味では、どこに認められる必要もない。
テコンドー家として、自分の腰の重みに誇りをもてるのであれば、
「公認」という概念にさしたる意味はないのです。

皆さんがその帯にどれだけの誇りが持てるか・・・
それはわたしが、いかに「誇り」が持てる基準で、差別のない帯を
提供できるかにかかっていると思います。

なので、厚木道場の帯は一切同情票なしです。
人によっては一生取れないかもしれない。
あきらめて目標にするのを辞めてしまう人もいるかもしれない。
でも、だからこそ取った帯に意味があるのだと思うし、
だからこそ、帯の上下で秩序を作ることが出来るのだと思うのです。

その方向性をつけることは、ひょっとすれば厚木道場をマイナスに
導く要素もあるのかもしれないという迷いは拭い去れませんが、
私は、いまのメンバーを見て、大丈夫だと信じることにしました。

・・・という帯を、検定して出すことにいたしました・・・ということをこの場を借りて
対外的にも宣言することにいたしました。
基準は難しくてもテコンドーでは不可欠な要素ばかりです。
でもただ強くなるならテコンドーでなくてもいい。
テコンドーだからこそやらなきゃいけないことを盛り込んでいます。
つまり、テコンドーがうまくなりたいことと、昇級審査を目指すことは同じということになります。
なので、せっかくテコンドーを始めた皆さん。
数ある格闘技の中で、たまたま(ある意味マニアックな(笑))テコンドーとのご縁があったわけですから、
「俺はテコンドー家なんだ」と胸張っていえるようにするために、審査にある技術を身につけていって、
いつか黒の帯を締めてもらえたらと思っています。

また、昇級審査の意味というのは、「自分がそのレベルに達しているから」行うのではなく、
「いまの自分になにが足りてて、なにが足りないのか」を見極めるための場です。
それを客観的に知るからこそ、足りなかったことに関して本気になれると思いますので、
皆さん、是非、率先して審査を受けていってもらえればと思います。
そのやる気に金銭的な負担ができる限りかからないように、
試割の実費以上の審査代はとりませんので、
うちにいるからには一度は目標にしてみてください
どうぞ、よろしくお願いいたします。

なお、審査の基準を公表することはしないと思います。
別にどこと比べたいわけではないからです。
あるとも思いませんが、そのことへ道場生以外の方のお問い合わせはご遠慮ください。
TOP
HOME
ATUGI... TAE... KEIKO COL... ACC... BBS MAIL LINK