雑記などのコラムです。
7月雑記
夏です。
ミンミンゼミ鳴いてます。
梅雨は終わったんでしょうか。もう8月なんで終わってくれないと、セミも困りますが…。

しかし暑さだけならもうすっかり夏です。
前にどこかで言いましたが、暑いと汗をかきまして、それと一緒にビタミンCがガンガン失われていきます。
Cは抗ストレス作用やウイルス性疾患の予防に関わるので、
足りなくなるとバテや夏風邪などの症状を引き起こします。
葉っぱ系の食べ物やレモンやグレープフルーツなど、すっぱいものに含まれますので、
適時補給を心がけてください。

そんな中、テコンドーなんぞをしていると、もはや「水製造機」なんじゃないかというくらいの汗をかきます。
それだけの成果の実感があればいいのですが、いつまでたってもうまくならない。
相も変わらずやりたいことはできなくて、自分にはきっとテコンドーの才能はないんだろうと
思いつつはや10年です。
自分が「強い」と思えたことはテコンドーをはじめてこのかた、一度もありません。

いやむしろ、そんな気持ちだけならテコンドーをはじめる前のほうがありました。
テコンドーをはじめて逆に弱くなったんじゃないか!?…と思った時期もあったほどです。

この辺、いろいろなんでだろうと考えたりもしましたが、明確には答えはでてないです。
実際は16歳の頃の私が今の私と正面から戦って、今の蹴りが受けられるとは思えませんしね。
「気持ち」の問題ですから、カガクやブツリなどでは測れないことなのでしょう。
ただ、いろいろ考えた結果、最近はこんな結論をおいて、
「じゃぁしょうがない」と自分を納得させています。すなわち…。

上を見ると、すごい人ばかりです。
テコンドーに限らず、「格闘技」という見地からすればそのすごい人の数というのはさらに星の数で、
常にその影が私の前に立ちはだかります。
純粋に「勝てる」「負ける」ではなく、その生き様にいつも驚かされるわけです。
それにかなうかというと、自分はなんと小さいのか。
そういう気持ちを抱くようになったのが、テコンドーを始めてからですから、
実際に見せ付けられた「強さ」の違いが、その「気持ち」の鍵なのでしょう。

人間というのは、自分の絶対的評価を相対的なものに求めるのではないかと思います。

つまり、昔と比べて、今の自分は「上」を見ているから、自分が小さく見えるし、
大きくなろうと努力できるのではないかと、最近思い始めているわけです。

そんなふうに言うと自画自賛っぽいですが(笑)、
その対価として自分は下手だの雑草だのと思い続けて、
毎日泥臭い基礎練習を反復しているわけですから、
決してかっこいいものじゃありません。

しかし、その気持ちがあってこそ、毎日の自主練に耐える精神力を培えているのだと言う実感があります。

それが自分を成長させることに不可欠な精神状態だとしたら、
「自分は強い」と思っている状態は修養する過程では危険信号とも言えるのかもしれません。

どうでしょう。皆さんは今、自分をどう思っているでしょうか。

今の自分はまだダメだと思って、それでも歯を食いしばっている時こそ、
本当に成長している時だと信じてもらえれば、今、自分の才能を疑ってかかっている人にも
何かの応援になるのではないかと思って、今月は自分の醜態(笑)をさらしてみました。

そんなわけで皆さんがそうであるように、私も一修行者なワケです。
これで「先生」なんていわれるような身分じゃないってことは分かっていただけると思いますので、
私のことは皆さんより少し暦の長い先輩くらいに思ってもらえると助かります。

って、そんなことは余談ですが、ともあれ、10年やってもすべては見えない。
…格闘技というものはそれくらい奥が深いものです。
だから一年目二年目で「わからない」ことなど当然ですので、
今は分からなくても、継続することこそ力だと思い、この夏もよいテコンドーライフ(?)を送っていきましょう!

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