どうもあけましておめでとうございます。
平成17年も残すところあと11ヶ月となってしまいましたが、
皆さんは如何お過ごしでしょうか。
さてさて、「雑記」と称して文章を書き始めてから今回で一年がたちます。
読み返してみればずいぶん小難しい、偉そうなことも言ってますねぇ。
こんなあまっちろいことばっか言ってるからいつまでたっても道場を建てることができないんだっつの。
政治家はマジメにやったら儲かるはずがない…っていうのが、
私の遠縁の貧乏政治家(笑)の言葉ですが、道場もまた然りだとつくづく思う毎日です。
が、一年通して「うわぁ…言わなきゃ良かった…」って事はひとつもありません。
特に道場に所属している方は、もし読んでないものがあれば是非読んでみてください。
自分の指導者がいかにアホかを知ることができます(違う…)。
で、今回話題にあげたいのは青空テコンドーです。
もう相当昔…2002年度の前半のコラムでの紹介なので、知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、
毎週月曜日に公園空き地にて小学生とテコンドーをおこなうようになってから、そろそろ三年なります。
コラムの写真と現在を見比べれば、数でこそ半分くらいになりましたが、
残った人の多くはその写真当時からのメンツであり、
皆個人差はあれど、当時とは比べるべくもないほどに上達しています。
また、厚木道場の練習にも参加して、現在急ペースで実力を伸ばしている意識の高い子も出てきました。
すごいことです。本当にえらいと感心します。
テコンドーをやることそれ自体が偉いというわけではありません。
彼らの今の実力がいままで地道に積み上げて来た成果であり、
その「積み上げる」という行為それ自体が、
大人が真似しようったって、なかなかできている人はいないからです。
大人はすぐに頭の中で言い訳をする。(私も含めて・・・)
例えば「小学生はテコンドーを毎週欠かさず頑張っているぞ」といえば、
大人は偉いと思う次の瞬間に、子供は大人より時間があるから…、と、なるわけです。
そんなことはない。彼らは時間を作っているのです。
さらに彼らがテコンドーをおこなっているところは公園です。
隣では普通に遊んでいる子達がいる中で、4時になるとその遊びを中断して、
わざわざ練習をするわけです。
それもテコンドーをする子はその遊んでる中の全員ではないので、
他の子は普通に遊びを続ける…その誘惑の中で、
明らかにそっち遊びのほうが好きな子だってその時間だけは頑張って、
3年を経過させたわけです。
うまくできる練習もあれば、ヘタなものもある。カッコ良くできないものもある。
ぜんぜんテコンドーとは関係ない人たちが行き来する往来で頑張るなど、
大人はもちろん、正直、道場に習う子供よりも数段高い意志を持たなければできることではありません。
まぁ、書いてるのは田川ですから、
多少、親バカめいた見方をしているかもしれないことは否定しませんが(笑)、
いずれにしても彼らから大人が見習わなければならない要素は少なくないと感じています。
(もちろんいろいろな誘惑に負けて続かなかった子もいます。
ですからこれは子供がすばらしくて、大人が駄目だといっているわけではありません)
彼らの半分は今年小学校を卒業します。
青テコも卒業ということになるでしょう。
それからテコンドーを続けるかは各個人次第ですが、
中にはこれを最後に格闘技に一生関わらない人もいるでしょう。
中学、高校となれば、さらに自分の世界が広がっていきます。
自然、誘惑も増えていく中で、このひたむきな気持ちがいつまでも消えてしまわないよう、
切に祈るばかりです。
……
…
金八先生みたいな説教だ…。(笑)
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