雑記などのコラムです。
10月雑記
寒くなってきました。

神奈川でこんなに寒いのですから、新潟などは苛酷としか言えない状況にあるのだと思います。
せめて暖かく寝られる場所が、一日でも早く確保できると良いですね。
…なんてことを真剣に思えるようになったということは、
10年前、まったくの他人事だった阪神大震災の時に比べても私もちっとは成長したのかもしれません。
(…もっとも、復興義援の募金総額
61円では、偉そうなことは何も言えませんが…)
まぁ冗談はともかく、新潟の復興を心よりお祈りいたします。

さて、今回は、「目指す」ということについてです。
「目指す」というのを今回は、「普通の人にはないものを身につけていくこと」と解釈するとします。

例えばテコンドーを「目指」せば、身につくものは、技術だったり、精神だったり…そしてなにより強さだったりしますが、
なにかを「目指す」に当たって、どれだけ深い所まで行けるかどうかはやはり、
そのことについてどれだけ考えているか
…すなわち、どれくらいの時間そのことに費やしたかにかかっています。

つまりはテコンドーを「目指」してくれるなら、練習時間だけではなく、
より、テコンドーの事を考える(練習する)時間を増やしてほしいということが今回のコラムの結論です。

が!!

…皆さん、ひょっとして、忙しくないですか?

私も最近は二足の草鞋を履き頑張って…といえば、聞こえはいいですが、
実際は金にもならない(笑)雑用ばかりがごたごたごたごた…気がつけば一日が終わってる毎日です。

「光陰矢のごとし」じゃけん…などと、なぜか広島弁で難しいことをいいながら、
とにかく、時間が長く感じることなど、退屈な仕事を任されている時と、3分間ミット蹴りの時くらいで、
後はあっという間に過ぎていってしまうものです。ですよね?
学生に関しては「遊ぶ」のが忙しいわけですから、そういうのも含めて、皆、忙しい毎日を送っていることと思います。

そう、皆忙しいんです。
余計な時間などない中で、日本人は生きています。

でもそこで、いかに時間を作るか…ということを考えてください。

1日10分でも5分でも体を動かしてみること然り、イメージトレーニングもまた然りです。
さらに24時間、「テコンドー」という文字を頭の片隅においておくだけで
「エレベーターやめて階段使ってみようかな」という気になったり、
電車の中で密かにカカトを浮かしたまま立とうかなという気になったり、
ぜんぜん関係ない雑誌の見開きから「あ、こうすれば、いい連続技ができるかもしれない」と発想できるようになったりします。

いや、皆さんがツッコむまでもなくこんなの、変な人ですが・・・(笑)。

「目指す」ことは普通の人ではなくなるということ
・・・そして、だからこそ、「普通の人にはないものを身につけていくこと」ができるんだとも思います。

だから目指すということはある意味変人になるといえなくもありません。
しかも、一つのことを本気で「目指」せばどんなことでも「楽しいこと1割、苦しいこと9割」です。
ここまでして「目指す」必要はあるのか。
特に、テコンドーを初めとした「格闘技」など、現代社会での必要性を論じ始めれば、
その実用性ははなはだ疑問です。
でも、なにも「目指」さなかった人には絶対に見えないものが、
なにかを本気で「目指」した人には見えてくる。なんだか稚拙な言い方ですが、これは断言します。

だから何かを「目指」してほしいし、私も目指すものがあります。
ここはテコンドーの道場なので、先ほどのような端的な結論を先に述べましたが、
「目指す」ものは実際なんでもかまわないと思います。
何かに対して、「自分は変人だな」と、自嘲するくらい、一つのことを突き詰めてみてください。

繰り返しになりますが、ここはテコンドーの道場なので、その種目にテコンドーをお勧めするわけです(笑)。
そんなわけで、テコンドーの境地を目指し、がんばってください!

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