去年わたしはこのコラムで何を言ったか。
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なににせよ、アツテコカップをもう一度大きくしていく。厚木道場生の楽しみの一つにしていく。
それが、アツテコが"テコンドー道場として"生き残っていくための分水嶺なんじゃないかなと、
今後五年の目標にしたい。です。自信ないけど。(苦笑)
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なら、やらなきゃいけないのは
アツテコカップだ!!
ということで、アツテコカップを行いました。
なにが違うのかといえば、準備がだいぶ違います。覚悟も違うんだな。というわけで、いろいろな葛藤と調整の中、
なんとか開催にこぎつけました。
アツテコカップの開催は四年ぶり。まずアツテコカップ復活の目標は達成です。
とはいえ、参加してくれる人がいなければ田川がいくらきばったって絵に描いた餅なわけじゃないですか。
だから、参加してくれた選手たち。頑張ってくれた十六名の方々にまず感謝でした。
ありがとう。
マッソギをやってくれてありがとう。
テコンドーをやってくれてありがとう。
なんか最近、本当にそう思えるようになりました。
世界から忘れられた厚木道場という小さなテコンドー教室において、
空手でもキックボクシングでも、それにおもねったルールでもない、純粋なテコンドーという枠組みの中で、
参加する選手も何か別の格闘技にかぶれた動きではない、テコンドーらしい動きをして、
『チャリョ、キョンネ、チュンビ、シジャク』を受けて、テコンドーの勝負を繰り広げるわけです。
ありがとう以外の何物でもない。
11月に話したとある指導者が言ってたんですよ。
「僕はITFテコンドーが好きなんです。ITFのテコンドーを教えたいし、ITFテコンドーが一番かっこいいと思う」
そう、まさにその通り。
格闘技なら何でもいいんじゃない。ITFテコンドーがやりたいんだ。教えたいんだ。
だって、俺の知ってるITFテコンドー、記憶にあるITFテコンドーが、格闘技の中で一番かっこいいからです。
でもそれが、25年の歳月を経て、まだ手元にある。それはまだ完璧な形ではないにせよ、
皆さんのおかげで、厚木道場生のおかげで、ITFテコンドーが、目の前にあるんです。それはやはり、
ありがとう。
なんですよ。
閉会式で、ただひたすら、『ありがとう』を言ったのは、そういうわけでした。
そんな厚木テコンドーを残すためにも、わたしが手がけるテコンドー大会をもっともっと魅力あるものにしたい。
皆さんがもっと純粋にテコンドーが楽しめるために。
そして田川が、もっともっとそんな皆さんに感謝するために・・・です。
そして、自分でいうのもなんですが、その精神状態ってとてもいいなと思えるんですよ。
これから先、どんな大会、どんなにすばらしい大会を開けるようになっても、第一声で選手に
「ありがとう」と言える大会主催者になる。・・・そういう気持ちを、これから先、忘れないでいたいなと思います。
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