合同稽古をしました！！
いや、写真見て思うんですが、
俺・・・老けたなぁ・・・
・・・じゃなかった。そんなことはどうでもいいんですが、まぁ、老けましたわ。だいぶ。
そうなるまでに、いろんな道場jと、いろんなお話をしました。
こうやって、一緒に練習やろう？とか、イベントに参加させてほしいよ？とか、
いろーーーーいろ、提案し、模索しました。
それがようやく、こうやってホームページで紹介できる、気軽な交流に発展したわけです。
いや、本当にありがたい。いや、本当にうれしい！
日本のITFテコンドーの歴史というのは、波乱に満ちています。正直、多くは自爆です。
そんな中、厚木道場も、今までも小さな交流はあったりしたのですが、
テコンドー界の暗黙の了解やパワーバランスを考えながら、ちょろちょろっと個人的な出稽古や、
向こうの指導者層が顔を出してくれるのが限界だったり、
合同稽古ができても「公開は控えてほしい」だったり、
実際には実現できずに終わったり・・・ということも多々ありました。
それが20年を経て実現した"合同稽古"。
分かりますか！？このすごさが！！
いやいや、ちょろちょろっと・・・といいましたが、指導者層が顔を出してくれた・・・というのも、
革命的にすごいことなんですよ？
でも、道場生同士が互いの技術を見せ合って、話してみたりして、同じ空気の中でミットを蹴るということは、
それとは別の意味合いを感じているんです。
こうやって、「仲間は遠い空にもいる」って思えることが、大切なことなのだと思うんですよ。
道場生たちが、です。
それくらい、今、純粋にテコンドーをテコンドーとして楽しむ場は減っている気がしてなりません。
いろんな理由はあったのかもしれないけれど、テコンドー全体的に、排他的なムードが蔓延していたことは
否めなかったと思います。
なぜなら、日本で現在一番栄えている空手といえば極真空手だと思われますが、
彼らは無数に流派を分けたとしても、基本的にはオープンなムードがあったからこそ、
今もあれほどの大会の頻度と、勢力を保っているのだと思うんですよ。
テコンドーはそうではなかった。・・・もちろん、極真空手と水を開けられたのはそれだけではないかもしれませんが、
私としては、そこにも要素があったと思ってやみません。
閉鎖的な社会で隆盛を誇れるほど、テコンドーだって特別な世界ではないんです。
それが実際に、このような結果として出ている。
私は今だって、テコンドー家たちは一つの場所を作って技を切磋琢磨すべきだし、
残された人たちがもっとオープンに、胸襟を開いて、隔たりなくやっていくべきだと思っています。
もし、ですよ？20年の時を経て、そういう話ができる人が出てきたというのなら、
これは、栄えある第一歩だと思うんです。
本当は・・・ですよ？
これを、流派を超えてつなげたい。みな、ほぼ同じルールでやっているITFテコンドーをやっている人たちが
繋がれる場所を作りたい・・・。
そんなことを、こんな機会を設けていただくだに思うわけです。
ともかく、それに参加してくれた道場生のみんなには深く感謝で、みんな楽しかったと言ってくれたことが
何よりうれしかったです。
そうやって、いろんな機会を作り、それが楽しいほどに、テコンドーの持つ可能性というのは
拡がっていくんじゃないかと思うわけですよ。
そういうお話ができる方が増えていくことを、切に祈りたい。
空手のためのテコンドーじゃない、キックのためのテコンドーじゃない。
・・・純粋にテコンドーを楽しみたい人を、増やしていきたいです。
それくらい、面白いしかっこいいんだよ。
テコンドーは。本当は。
それが、こんな風に言った時に
「え？そうなの？・・・知らないけど、まぁ自分が信じてることならそれくらいは言うよね」
みたいな反応ではなく、
「あぁそうだよね！テコかっこいいと思うよ！！」
って、言わなくても分かってもらってるくらい、テコンドーというものが正しく広まってほしい。
ともあれ、参加の皆様、ありがとうございました！！
これはあなた方が思うよりもずっと、すごいことだったのです！
そして、この話は、実は始めから小倉副師範と田川の中で話されて実現したものではありません。
川崎道場の女性師範と、ウチの突撃ロケット（笑）、田川ひみによる、何気のない会話から実現したものでした。
二人には本当に、感謝しています。
結局さ、男って腰が重いって思うんですよ。いろいろ先立つものを考えて、なかなか話が進まない（笑）。
テコンドーの将来を切り開くのは、実は女性の力かもしれませんね。
ともあれ、またこのような機会が拡がっていくことを期待し、模索していきたいと思います。（俺無能なんですけどね（泣））
