雑記などのコラムです。
12月雑記(2020年という年の締めくくり)
2020年もあとわずかとなりました。

いや本当に、普段とはかけ離れた年でしたね。私はオイルショックを知りませんが、
それよりもはるかに大騒動となってるんじゃないでしょうか。
もちろん局地的な災害は大きな影響をもたらしたでしょうが、日本でこれを超える大騒ぎとなると、
第二次世界大戦くらいまでさかのぼるんじゃないかと思うくらいです。
(もちろん私は第二次世界大戦も知りませんが)

そんなご時勢に、わたしが掲げた目標として掲げたのが、8月のコラムの題名にもなっている、
『用意はする』
でした。
参加者がいようがいまいが、『用意はする』。
理由は8月のコラムの通りであり、『選択するのは道場生であるべきであり、
はじめからこちらが可能性を摘んでしまってはいけない』という理由です。
私はだから、今年、例年と変わることなく、前期〆稽古、通常稽古、合宿、〆稽古
・・・私は今年もすべてを準備し、企画しました。

このご時勢、
トップの判断として、批判も聞こえてくるかもしれない。
しかしここに関しては、私には私の主張と信念があります。
それを始めは以下の文章でつらつらと並べたのですが、すべて消しました。
私はずるをしたくてやったわけでも、意識が低くてそういう判断をしたわけでもない。
ならばうだうだと言い訳をして、誰におもねる必要はないと判断しています。
政治家なら炎上案件ですねたぶん。だけど、誰にも文句は言わせねぇ。

実際、個々の判断で多くの人が自粛をしました。
それのそれぞれ、私は正しい判断だと思うし、逆にそれを押しても参加してくれた人たちの
判断が間違っているとも思わない。
私はその判断を、個々にゆだねるステージを用意しておくことを目標としたし、私は今年、それを達した。
内容はそれぞれに例年に比べればささやかなものでしたが、私は満足しています。


言いたいことはそういう自己満足ではなく、そこから先にあります。
このように、どのような状況に至っても、目標というものは立てられるものだと思うんです。
そしてそれがどのような結果となったとしても、目標を達せばまた次の目標を立てる。
それをし続けることが、唯一、自分という人間を活性化させる手段なのではないでしょうか。
・・・ということが言いたい。

変な年が終わりますが、この"変な年"はおそらく来年もまだしばらく継続するでしょう。
しかし、だからすべてのモチベーションを下げてしまうのではなくて、
どんな小さな目標でもいいから持ち続けて、達し続けること。この意識をいつも持ち続けていれば、
来年のいつか、どんな日がこようとも、前を見て歩いていけるんじゃないでしょうか。

ちょっと、そんなことを書いている背景には、今、コロナを苦にしてやたら自殺が増えていると聞いて、
何か言えることはないかと考えたところでした。
このコロナ渦において、生活に困窮して自殺に進むことを、自己責任、意志が弱いなどと並べるのは
横暴だと思います。
コロナが感染りそうな行為はけしからん。だけどその副産物として別の死が増えるのはオッケー
・・・なはずがないし、自殺が増えているのは間違いなく
コロナで引き起こされた社会不安が原因なわけです。

そんな"被害者"たちに何か言ってやれることはないか。
ぶっちゃけた話、わたしだってまったく対岸の火事ではなく、
来年(財政的に)生きていけるかなんて分かったもんじゃありません。

それでも私が心がけていること。

どんな状況に置かれても目標を持ち続けろ。
どんなに小さなことでも目標を持ち続けろ。
達成できる範囲の目標をまず持ち、達成し続けろ。

・・・
と思うわけです。
きっとその繰り返しが、自分を奮い立たせる活力になる。
その積み重ねが、理不尽な世の中を渡り歩くための活力になる。
・・・私はそんな風に提案してみたい。

皆さん、来年もまぁまだ大して明るい年にはならないでしょう。
しかし、お互い、面白いことを見つけられるよう、がんばりましょう。

来年が皆さんにとって、よい年でありますように。

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