雑記などのコラムです。
厚木テコンドー道場18周年
あ、今日(9月第1週金曜日)道場で18周年だって言い忘れた・・・。

というくらい日常に埋没してた18年!!
・・・ようやく未来から帰ってきました(←17年ネタ)

こんなにおぼれそうな毎日を過ごしていると18年という数値がどの程度か検討もつきませんが、
世の中には『会社生存率(企業存続率)』という言葉ありまして、
意味は
『国税庁が調査した「中小企業が設立から倒産するまでの期間」をまとめたデータ』

それによると
「20年以上存続する組織(会社形態)は1%未満」
だそうです。(0,4%と書いてある)

すると18年という数値はスゴイネ(笑)。
もちろんアツテコは会社組織ではないので、その統計の中に入ることもないのでしょうが、
ようするにはウチよりももっともっと本格的に組織を存続させたい経営のプロの連中ですら、
ほとんど会社を生き残らせることはできない。
「ちょっと言いすぎじゃね?」と、
この数値を10倍に見積もってもやっと100社中4社なわけで、
組織というモノを存続させることがどれだけ難しいかってのが垣間見れることは間違いないと思います。

すると見えてくるのはアツテコという場所の幸運ぶり!!
この経営ベタな田川がトップの組織が生き残っているのはほぼすべて幸運によるものでしょう。
最近道場生に己の不運を連呼する方が多かったりしますが、思うんだ。
「幸運というものは、自分じゃ気付かないものなのだ」と。

なかなか道場が大きくすることができず、皆を満足させるステージを用意することもままならず、
道着や防具の調達すら一筋縄ではいかず、己の実力にまったく満足できない状態でも、
テコンドーを続けていることができる。
日々、理想と現実のギャップにあえいでいたとしても、そもそもわたしがテコンドーという武道の組織を
ひっぱってここまでやってきたことがどれだけありえなかったことか・・・
わたしという人間が今、テコンドーを語っていることがどれだけ奇跡か。
ITFでわたしを知る、もういい年の方々なら皆知っているでしょう。
何の後ろ盾もなく独立所帯でおこなってきたテコンドーの道場形態としては、
間違いなくアツテコは最古参。日本一古い道場です。
・・・ライバルいたっけ?異議がある方、メールをどうぞ。

でも、その幸運ぶりを日々ありがたがる余裕はない。
毎日毎日、あっちのほつれを直してはこっちにツギをあて・・・と
いつもいつも、いつまでも不安は尽きない道場活動の中で、
「それは日本では二つと例のないほどに幸運なことなんだよ」といわれても
「あ、はい」としかいいようがない(大笑)。
人は自分が持っている幸運には、気付かないものなのです。

スティーブジョブズも決して「幸せだ、幸せだ」と言って死んだわけではありません。
「コイツもう一回立ち上がらせて、あらためて蹴り殺してやろうか」と思うような贅沢ですが、(大笑)
要するにどんなに何かを持っていたって、人はその上で不幸を探すろくでもないイキモノなわけです。
ツギハギだらけでしょっぱい毎日でも、それでもテコンドーというものを続けられていること
・・・それは、誰もが持ちえるわけではない、わたしの持つ幸運なのでしょう。
そしてわたしはまだ夢を語れる位置にいる。どんなに遠くても、
まだ「20年で1%未満」の中に、この道場はあるわけです。スゴイネ。

わたしは皆を幸運にしてあげることはできませんが、
そんなアツテコにいること、テコンドーができていることが、
皆さんにとっての幸運の一つであればいいなと思います。
そしてそれを幸運だと思うなら大事にした方がいいぞ(笑)。
なにせ先ほど言った会社生存率。20年存続は0,4%ですが、
30年存続となると、なんと0,021%!!

ほら、昔の人も言っているでしょ?

いつまでも あると思うな 親とカネと厚木道場(大笑)


・・・実際ことわざとして登録されてるんですねこの標語(笑)

ともかくやれる時にやっとけって。
人間ってのは今が永遠だと思うから今を大事にしませんが、
いろいろ言い訳して、やれる時にやっとかないとか本当にもったいない。
失ってから気付くんだ。テコンドーはじめたかなり多くの人が言います。
「もっと前からやっときゃ良かった」と。
同じことです。
「あの頃もうちょっとやっときゃ良かったナァ」とかなるんだから・・・(笑)。
まったくろくでもないですね。

まぁまだまだアツテコという船の舵はわたしの手元にあります。
わたし自身「70で仙人をめざす」とか言ってたから、あとウン十年テコンドーやらにゃあきまへん。
スゴイネ、人間ってのは長生きなモノです。

アツテコという名の幸運を引っさげて、19年目も突っ走りますよ!!
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