雑記などのコラムです。
「拝啓、テコンドー団体様」
「そんな深く考える事ないんじゃないの?」
先日、ふとしたきっかけで、東京のITFでテコンドーをやってる方とお会いしました。
上の言葉は私がどちらの組織にも属さない理由を述べた時の彼の言葉です。

おそらくこの言葉が、厚木道場の取っているスタンスに対するほとんどの方の意見だと察します。
…というのも、この言葉を聞いたのは1度や2度ではないからです。

でも私は深く考えます。
ITFとJTA、このままで本当にいいんでしょうか。

どちらもすばらしい方がたくさんいて、みな、テコンドーが大好きで、
互いに「テコンドーの普及」を目指している団体でしょう。
どうして、一つになれないんでしょうか。

私も色々な立場の方から色々な話しを聞かされました。それぞれにはそれぞれの正義があり、
やむおえない事情であることは察します。

でも、だからとてお互いを否定(もしくは無視)しあっていて
本当にテコンドーは普及できるのでしょうか。
私の言う、「一つになる」というのはお互いを認めること
…それは組織を統一するということではなく、組織を越えた「和」であり、
結局、それが両組織とも共通して目指す、
「テコンドー普及」の一番の近道なのではないかと思っています。

精神や思想の統一なども大切なことと思いますが、
その価値観が違うからテコンドーが愛せないという訳でもないと思います。
帯級が低いから志が低いとも言えません。
お互い、もっともっとテコンドーの普及という点だけを考えて、
「和」を広げたほうが、結局一番いい形になっていけるのではないかと私は思うのです。

厚木がこの立場を取っている理由は一つではありません。
でも、その一つ、上記の主張はどちらかの組織に属していてはその説得力に欠けるが故です。

テコンドーの目指す最終的な思想「統一」は、
テコンドーを通じて皆が一つになる思想であるとも言えるはずです。
どちらを批判するのでもなく、皆さんと更にテコンドーを普及していけるために、
私もこの立場でいろいろと考えます。
「心の統一」は組織がくっついていなくてもできるはず。
昔と変わらぬ両団体の交流や切磋琢磨を望んでいます。いいじゃないですか。
全日本が二種類あったって…。
TOP
HOME
ATUGI... TAE... KEIKO COL... ACC... BBS MAIL LINK