雑記などのコラムです。
8月雑記(テコンドーであれ?と感じたら?)
こんにちは。もしもしテコンドー110番です。 (←馬鹿)

今回はテコンドーで起こる怪我を含めた主な症状と簡単な対処について、書いておきたいと思います。
辞書のように項目ごとに書ければいいんじゃないかと思いつつ、書き方が分からないので、
テコンドーをしてて「あれ?」と思ったときは、とりあえずこのページをざっと読んでみてください。
なお、すべての項目において医学的な裏づけがあるとは限りませんので
あくまで参考程度に。
気になるようなら医者で正しく診察をしてください。

その前に、数年前に「りょーちん君」という道場生が怪我についてのコラムを書いてくれています。
こちらも参考にしていただければ幸いです
http://atsuteko.com/column33.html

その1:うった!ぶつけた!蹴られた!やられた!
・・・に、該当する方。

それで筋肉が炎症をおこし色が変色したり腫れたりしてる状態を打撲といいます。
インドメタシン配合という薬(有名なところではバンテリンなど)を塗りつつ
氷(保冷剤)で怪我してから3日くらいの間、時間の許す限り冷やし続けてください。
よく「湿布で冷やしてるから大丈夫」という人いますが、湿布じゃ冷えません。
だいたいこれで、1週間もしたら相当のことがない限り治ります。
逆にそれで1週間たってもまったく痛みが和らぐことがない場合
骨がやられてる可能性もありますので、レントゲンとってもらってください。
あからさまに折れてる場合は痛みがそれどころじゃないので
(日常生活が送れない感じなので)すぐ分かると思うのですが、
軽いヒビとか、折れた骨が小さい(指の骨など)と、意外に気づかなかったりします。

その2:ひねった!
・・・に、該当する方。

それで、靭帯といって骨と骨をつないでるバンドみたいなのが伸びた状態を捻挫といいます。
腫れます。場合によっては怪我したところ以外の場所であざが浮かんでくることもあります。
実は打撲に比べると重症です。無理して運動を続けた場合、症状によっては半年くらい
治らないこともあるそうです。怪我をしてから36時間が一番の治し時だと思って、
明日の自分のために(笑)、徹底的に「冷やす、動かさない、インドメタシン」をしてください。
打撲と同じで、湿布で冷やしてる気にならないでください。
で、「腫れがひいたら」(←ポイント)、今度は逆に暖めます。
そのほうが回復を促進するためです。腫れてるか分からんと思う場合は、触ってみてその部位が
熱を持っているかを確認するのも手です。
素人判断は怖い・・・と思うかもしれませんが、「動かさない」を守ってくれていればそのタイミングが
ずれて、冷やすべきときに暖めたから即死亡!!ということはないので、暖めてみたら腫れてきた!
とおもえばまた冷やせばよいと、それくらいの気楽さでいてもらって、経験上、大丈夫です。

で、ここからが一部医者と意見が分かれるところなんですが、
そうやって適切な対処をしてくれていた場合で、3週間くらいたったら、少しくらい痛くても
徐々に動かし始めたほうがいいです。
使わない関節というのはすぐに固まってしまう・・・というのが理由で、関節固まると実は捻挫よりも
治すのに時間がかかってしまうということになります。
「捻挫だ」と、判断できるのであれば、3週間目からは徐々にほぐしていってください。
(それより重い症状は腱断裂、脱臼、亜脱臼ですが、こちらに該当する場合、3週目から
動かせるものでもないし、痛みの強さから、「何はともあれ医者」という発想が自然に生まれて
きますので、3週目にはいったとき、なんとか動く・・・であれば
まぁ捻挫だと判断していいと思います)

その3:骨が!関節が!あらぬ方向に!!!(一瞬でも)
・・・に、該当する方

ゆっくりこんなとこ読んでないでとっとと医者行ってください。(笑)
いうまでもないかもしれませんが、骨があらぬ方向にいってる状態を骨折。
関節の場所からあらぬ方向へいってる状態が脱臼です。
脱臼はいわゆる「関節が外れた状態」で、その関節が戻れば形としては元に戻りますが、
関節が外れた衝撃で、多くは靭帯が伸びていたり軟骨が欠けていたりします。
レベルとしては骨折と同じくらいの固定が必要なので、ともかく病院行ってください。
あとは動かさないこと。うごきませんが。(笑)

その4:ピキッ!っときた!!なんか柔軟が急に硬くなった・・・?
・・・に、該当する方

厚木道場では「急性ピキ」という造語ができるほど、テコンドー家にはポピュラーな怪我です。
正体は肉離れのなり始めの状況をいい、「筋不全断裂」というのに該当していると思います。
テコンドー家のほとんどはモモの裏(ハムストリングス)
をやります。
筋繊維が「裂けるチーズ」のようにささくれてる状態で、その部位を伸ばそうとすると、
これ以上伸びないゴムのようにぴんと張った痛みみたいなのがあるなら、「急性ピキ」です。
普段の生活には支障がないことが多く、テコンドーをやる時になると気になる・・・ということで、
その痛みを相談されるのは、大体が怪我してから2週間くらいたった後というのが特徴です。

鍼をうつわたしの元仕事場の先生によれば、これも捻挫と同じく
「3日冷やしてあと暖める。そして暖めながらこまめにマッサージ」だそうです。
暖めることを意識するのがポイントらしいんですが、いわく
「筋肉温度を一度上げるのは非常にタイヘン」
だそうで、夏だからあったまってるだろ、というのは大きな間違いです。
時間があるときに、ほっかいろでも湯たんぽでも手でもいいので、とにかく長く暖め続けてください。
軽視されがちなんですが、ひどいと年単位で痛みが取れない厄介な症状なので、
できるだけちゃんと直す気で治してほしいと思います。

一応、筋繊維の再生まで3週間とか言われているようです。3週間は安静に。
テコンドーに関して言えば、たとえば右足モモの裏が痛いときは、
左の上段トルリョチャギ、ヨプチャチルギ、パンデトルリョチャギと、右のネリョチャギなどに痛みが走るはずです。
逆に右の上段トルリョチャギ、ヨプチャチルギ、パンデトルリョチャギと、左のネリョチャギなどは、
普段どおり蹴られるとおもうので、一ヶ月くらい逆足を練習しなさいという神様の啓示だと思って、
痛い蹴りはしばらく封印してもらえたらと思います。

その5:なんか胸の辺りが痛い。深呼吸すると特に痛い感じがする
・・・に、該当する方

あぁ・・・多分、それは肋骨にひびが入ってます。
いや、マジです。なんか腹に蹴りもらいませんでした?
試しに医者行ってレントゲンとってもらってください。
肋骨のヒビはそれくらい痛みが鈍いものです。しかも、医者に行っても、じつは対処方法がないんですよ。
本当にぽっきり折れてるならおなか開けてホッチキスでとめるらしいんですが(笑)、
でなければ「安静にするしか」方法はないようです。だからあまり行っても意味なし。
しばらく戦う練習は避けて、ゆっくりミット蹴る練習とかしててください。

その6:腰が痛い
・・・に、該当する方

テコンドー一年生に多いんですが、自分の蹴りの威力に対して自分の筋力が足りないと、
腰が痛くなります。筋力不足でいろんなところに負担が来ている証拠で、とりあえず安静プラス暖めてください。
で、治したら再発しないようにするために筋力の強化が必要です。
腹筋、背筋、腸腰筋・・・いってみれば腰まわりの筋力が蹴りに必要なだけの水準に達すれば
腰が痛くなることはほとんどなくなると思います。(経験上です)
ただ、あまり痛みがひどい場合、すべり症、ヘルニアなど別の症状も考えられますので、長引くなら
医者に行ってください。(基本、湿布や塗り薬をだされて「痛みが引くまで安静ね」といわれるだけですが)

その7:ぎっくり腰、ぎっくり背中
・・・だなぁ、俺・・・と感じた方

先に、「ぎっくり背中」というのはぎっくり腰がもっと背中の中心辺りにきた!感じのする症状で、
本名知らないのでわたしは個人的に「ぎっくり背中」といってます。息を吸うと背骨の辺りが痛い
場合はこれだと思ってください。ひどいと動けません。
実はぎっくり腰はくしゃみでもなるそうなので、具体的に原因を挙げ切ることはできませんが、
まぁ症状としては捻挫みたいなもの・・・といってました。
これは、治るまで安静にしててください。一応、わたし実は数年前の鮎祭りの演武の日
ぎっくり背中になってたんですが、サウナで徹底的に温めて
ゆっくり動かしてたら緊張感もあってか、その後すっぱり治ってしまいました。
「あくまで参考程度で」お願いします。(笑)

その8:ひざが痛い
・・・に、該当する方

子供の場合、成長痛が考えられます。いたい子は相当いたいらしいので、
高いサポーターとか買ってあげてください。
大人の場合、「筋力不足、蹴りなどのフォームが悪い、普段の姿勢が悪い、歩き方が悪い」
などがあげられます。(腰が悪くなると(腰が原因で)ひざが痛くなることもあるそうです)

あからさまに打撲、捻挫でないのに痛い場合は普段からの姿勢を気をつけたり、
靴がヘンな減り方してないかを確かめたり、してみてください。
ちなみにひざをサポートする筋肉は大腿四頭筋といって
・・・まぁ、モモの筋肉だと思ってもらえればいいと思います。鍛えてください。

その9:コンクリートをヨッチャギで蹴ったら、かかとがずっと痛いんですけど・・
・・・に、該当する方

痛いですよね。3ヶ月から半年、1年弱いたいこともあります。ちなみに思いっきりかかとで相手のひじを蹴ったり、
氷柱を思いっきり殴ったりしても、打撃部位はこの「長い打撲」に苦しむことがあります。
でも骨にヒビというほど押しても痛くはなく・・・て感じならこの症状です。
名前が、こういうのを専門に診てくれる医者はいないので「長い打撲」として認識してたんですが、
整形外科でのわたしの先輩は「ひょっとしたら滑液包炎かも知れないですね」といってました。
体のクッション材に滑液包というのがあるんですが、そこに炎症が起こると長く痛いそうです。
経験上、冷やしても治りません。医者に行っても「治るまで安静」と塗り薬をくれるだけです。
日めくりカレンダーの半年後に「完治」とメモって、その日を待ってください(笑)。
(ちなみに、医者は患者が先に医学専門用語を使うことを嫌います。医者に行くなら
「滑液包炎かもしれない」ようなことはいわないでおとなしく診察を受けましょう(笑)

その10:使った筋肉が痛い!訴えてやる!!
・・・に、該当する方

訴えないでください。それは筋肉痛です。(わかってるって?(笑))
わざわざ項目を分けたのは、意外に筋肉痛になると分かってて何の対処もしないで筋肉痛に突入する人が
多いので、一応書いておこうかと。
家に帰ったら筋肉が温かいうちにちゃんと冷やしましょう。氷とかナイスです。
気になるならインドメタシンやらエアサロンパスやら塗って、すこしマッサージをしておけば
明日がだいぶ違うはずです。
筋肉はナマモノなので、さしみと同じくらい新鮮なうちにケアしてあげないとすぐにストライキを起こしますので、
自分の明日のために、その日のうちにしっかりほぐしてあげてください。
それでも筋肉痛になるかもしれなくても、ずいぶん違うはずです。

その11:あしがつる!
・・・に、該当する方

うちの道場に練習中足がつる人、意外に少ないですよね。ステキです。
ひょっとすると練習が甘すぎるのかもしれないです。もっと厳しくやったほうがいいのかもしれませんね。(笑)
足がつることに関しては8年前のコラムにこんなのよろしく、って言うのが書いてあります。
ということで、こちらどうぞ http://atsuteko.com/column14.html
ちなみにわたしが昔ラグビーをやっていたころ、サロメチールという塗り薬をつる部分に塗ってから運動すると
つらないといわれてました。

その12:足の裏の皮が向ける!!
・・・に、該当する方

すり足を繰り返すと足の皮がむけます。非常に痛いですが、何回かむけてなおってを繰り返していくと
もうむけなくなりますので、何度もむいてがんばってください。
むけてて足をつけて移動もできないときにテコンドーするときは、テーピングをその皮膚の上に
2重巻きくらいにしておくと、とりあえずその練習時間の間はなんとか動けます。
参考にしてください。

その13:体がかゆい!
・・・に、該当する方

キンカンぬってください。

その14:腹が痛い!!
・・・に、該当する方

正露丸飲んでください。

その15:マッソギ中、スネが痛い!!
・・・に、該当する方

鍛えると痛くなくなります。
具体的にはぶつければぶつけるほど痛くなくなります。
方法として、中が硬くて表面がやわらかいものでスネを打ち続けるとあら不思議。
弁慶さんですら泣いたところがなんともなくなります。
この、「中が硬くて表面がやわらかいもの」というのがポイントです。
ビール瓶みたいなものだと表面硬くなっても中は硬くならないようですので、
その辺注意してください。
もちろん、そこまでする気がない方はスネ当てをどこかの格闘技ショップか
通販で買ってきてもらえれば快適に組手ができると思います。


・・・と、大体よく聞く症状としてはこの辺ですが
「あくまで参考程度に」してもらえたら幸いです。
何でもかんでも医者に行けば治るかといえばそうでもなく、文中でも何度か出てきたとおり
「痛み取れるまで安静ね。これ湿布」という診察がかなり多いです。
そんななら「腫れたり熱があったら冷やして、それがひいたら暖める!」を柱に
日常で様子を見てもらえれば大丈夫です。(ただし思考すら低下してしまいそうな痛みが
次の日まで続くなら、遠慮なく病院行ってください。今回のこの記事は「医者に行くほどでもないのかな」
くらいの症状を対象に話しています(その3「骨折」以外))

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