月末の昇級審査のために板を乾かしたいのですが、連日の雨のせいでどうしても部屋干しを
余儀なくされております。当日、板から妙なにおいがしたら、
あぁ、生乾きなんだなと思ってもらえれば幸いです。(笑）
もっとも、もともとそんなに湿っちゃいませんが･･･
さてさて、今月は珍しく（？）イベントもなかったことですし、
一月の初めに皆さんに言った事でも思い出してもらって、今年の目標作りをしてもらえたらなと思います。
言ったこと覚えてますか？
｢ムキになれ」です。
｢たかが蹴りに、もっともっとムキになってください」といいました。
ほんと、蹴りなんていうものは、どんな大技だろうが小技だろうが、「たかが、そんなもん」･･･です。
その蹴りが蹴れないとて、もらえる年金が減るわけでもなく、寒い夜が暖かくなるわけでもない。
何の社会的地位が得られるものでもありません。
でも、その、「たかがそんなもん」にもっともっと、真剣に向き合ってほしいのです。
すっごいくだらないこととかがすっごい楽しくて、気がつけば夢中に遊んでいたことってありませんか？
そのときって「たかがそんなもん」なのに、すごい真剣になって、負けると悔しくて･･･て。
それって実は「たかがそんなもん」がおもしろいからおもしろいんじゃない。
「たかがそんなもん」にムキになって、ものすごい真剣になっているから、おもしろくなっていくのです。
つまり、その「そんなもん」が楽しいかどうかというのは、そのことにどれだけ自分がハマれるか･･･
その蹴りに興味を持ち、他に負けたくない気持ちを持ち、ムキになれるか、にかかってくるといえます。
言い方を変えれば、そのことが楽しいかどうかは、自分次第ということになります。
たかが「蹴り」なんです。
ムキになるためにはその、「たかが蹴り」を「ただ」蹴ってるだけじゃ、きっとなれません。
その、たかが蹴りに意味を持たせてほしい･･･
何のために蹴ってる？より強くなるため？肉体的にも精神的にも
いつか何かあった時に自分を守りたいと思うから？
今動かないと動けなくなるという危機感？
なんか田川はボキャブラリーが貧困で困りますが、とにかくなんでもいいです。
だから、この蹴りが「必要なんだ」と思えることが、ムキになる第一歩だと思うし、
ムキになることが、テコンドーを今年も楽しむための第一歩なんだと思います。
初心者はもちろん、熟練者でも、「もっと」・・・ね。満足するには早すぎ。
今ってなかなかひとつのことにムキになることってないですよね。
ムキになることって、子供っぽくてかっこ悪いようにも思われてるようにも感じますが、
逆に、たかが一つのことにも真剣に取り組めない人間が、本当に必要な時に
真剣に物と向かい合うことなんてできるのでしょうか。
ムキになることを子供っぽいと笑い、他人の真剣さをバカにしているような人間が、
どれだけいざという時の集中力を発揮できるものか・・・。
だから、今年もムキになってテコンドーしてください。
この道場内で多分一番子供の田川から言わせてもらうと、
みなさん、まだまだもっともっとテコンドーのこと、楽しくなっていけると思いますよ。
